お母さんと子供の頃。
関です。
関寛之です。
聞こえます。
声が聞こえてきます。
「ノブヒコ!ノブヒコ!ほら!早く行くよ!」
角を曲がり声のする方へ行くと
子供がぐずってます。
子供は言いました。
「ピザ!絶対ピザ!ピザピザピザピザピザピザ!」
母親らしき人が即座に
「何言っての!ハンバーグで充分でしょ。」
「ヤダ!ヤダ!絶対ヤダ!絶対ピザ!」
「ワガママ言わないの!あんたの為でしょ。ほら行くよ!」
「ヤダ!絶対行かない!」
「ママだって時間ないんだからね!いい加減にしないとママ怒るよ!」
「だって絶対出来ないもん!やったって無理だもん。」
「出来る!やれば出来るよ。」
「絶対無理。」
「絶対出来るって!」
「絶対出来ない。」
「やってみなきゃわからないじゃない。ノブヒコやった?チャレンジした?」
「・・・・・・」
「やってもいないのにそんなこと言うなんてパパが聞いたら悲しむだろうな。」
「・・・・・・」
「ノブヒコはパパと約束したよね?小3の目標は夏休みまでに九九と逆上がりを克服するって。」
「・・・・・・」
「せっかく九九は出来たんだから逆上がりだって出来るよ。」
「・・・・・・」
「ね?」
「・・・だってピザじゃないんでしょ?」
「・・・わかった。パパに相談してみる。」
「ほんと?」
「本当だよ。逆上がりが出来たらノブヒコの頑張りをママがパパに言ってピザにするよ。」
「絶対?」
「絶対だよ。」
「・・・わかった。」
「じゃあほら周りの人も見てるからそこから降りて練習しよ。」
「うん。」
そう言うと親子は手をつないで去って行きました。
ほんの5分もしない出来事ですが
子供の頃を少し思い出してしまいました。
毎日森下の稽古場まで自転車で行ってますと
たまにこんな出来事を目にします。
稽古場ではそんな動きあるんですか!と
ありえない動きをする方達ばかりに囲まれて
見てるとあっという間に時間が過ぎていきます。
そんな舞台は来月に17日から20日まで
川崎アルテリオ小劇場でやりますので
もしよろしければ皆様のご来場をお待ちしております。
ちなみに次回は
おとなしい顔の女性がタンがからんだのか尋常じゃない音を出す。
をお送りできたらと思います。





最近のコメント