歌声
駅から家に向かって歩いていると
どこからか歌声が聞こえてくる。
「なんだ、この歌声は」
と思い、辺りを見回すと
反対の歩道にいる小さなおばさんが歌っているではありませんか。
それも、熱唱ですよ、熱唱。
僕の周りにいる人もみんなおばさんを見ています。
そんな事はお構いなくおばさんは熱唱し続ける。
そしてめちゃめちゃうまい!そこら辺のチンケな歌手より数段うまい!
僕なんかちょっと聞きいってしまった。
そのあばさん僕と歩く方向がおんなじなので
僕はその歌声をずーと聞くはめになってしまった。
聞いてるうちにだんだん面白くなってきて思わず吹き出してしまった。
そして心の中で思った。
「いつまでつづくねんその熱唱!」
そんなツッコミなどお構いなしに夜の街には
そのおばさんの歌声が響き渡るのであった。
宮本

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